ピッチャーなら知っていて当然?元高校球児が教えるけん制球の正しいやり方

まず、はじめにけん制球とは何?と思う人もいるかもしれません。

けん制球とは、相手に盗塁などをさせないために走者のいる塁に送球することです!

けん制球は、ピッチャーなら誰もが一度はやったことがあるプレーだと思います。

ですが、けん制球は気を付けなければ盗塁を防ぐためのものなのに、ボークをとられて逆にランナーを進めてしまう場合もあります!

なので今回はそうならないためにも、元高校球児の僕がけん制球の正しいやり方を教えていきたいと思います。

けん制球の正しいやり方

ランナーがいるときはセットポジションで

最初に、セットポジション時の正しいフォームを紹介します。

動かさずに目だけでランナーを見る

あご

引いて左肩の上におく

両肩

両肩のラインはホームへ向ける

首から下

セットポジションで構えた後は動かさない

右手

グローブの中でボールを握る

両ひざ

棒立ちにならずにリラックスして立つ

左足

右足よりもやや体重をかける

次に、セットポジション時のやってはいけない動きを紹介します。

ランナーを見るために首から下を大きく動かす

この動作は、ボークになってしまいます!

両足を大きく開いて構える

この構えだと、けん制球をする時にステップがスムーズにできなくなります!

ちなみにセットポジションの投球は、ワインドアップ投球のように勢いがつけれないので、ボールが遅くなります。

なので、しっかりとコントロールを重視して投げるようにしましょう!

一塁けん制球

プレートを踏んだままのけん制球

➀一塁方向へ向くと同時に右ひじを上げる

➁左足を一塁方向へ踏み出す

➂一塁へ送球する

プレートを踏んだままけん制球をする時は、けん制球の動作を途中でやめたり、ボールを
投げなかったりするとボークになるので注意しましょう!

プレートを外すけん制球

➀プレートをすばやく外す

➁左足を一塁方向へ踏み出す

➂一塁へ送球する

プレートを外すけん制球は、実際に一塁へボールを投げなくてもボークにはなりません!

なので、足をプレートから外して一塁方向を向くだけでも、ランナーを塁に戻すことができます。

ちなみに僕はランナーが出たら、最初に足をプレートから外して送球せずにランナーを塁
に戻させて、その後にプレートを踏んだままけん制球をするようにしてました。

このやり方だと、意外とけん制球でアウトにできます!

是非、やってみてください!!

二塁けん制球

二塁けん制球には、右まわりと左まわりの2種類があります。

右まわりのけん制球

➀ランナーを確認して、右足を二塁方向へ回転させる

➁左足を上げながら、体を右まわりに回転させる

➂左足を二塁方向へ踏み出す

➃二塁へ送球する

左まわりのけん制球

➀右足をプレートの後ろへ外す

➁体を左まわりに回転させる

➂左足を二塁方向へ踏み出す

➃二塁へ送球する

二塁けん制球は振り向きざまに送球するので、セカンドやショートとのサインをしっかり決めておきましょう!

ちなみに僕は、二塁けん制球は投げにくくて苦手だったので、数えるくらいしかやったことありません…笑

三塁けん制球

やり方は、

➀ホームに顔を向けたまま左足を上げる
(この時、左足がプレートのラインよりも内側に入るとボークになるので注意しましょう!)

➁ギリギリまで待ってから顔を三塁方向へ向け、右ひじを上げる

➂左足を三塁方向へステップする

➃三塁へ送球する

三塁けん制球は、暴投したら相手チームに1点を許してしまうので、正確なコントロールで投げるようにしましょう!

ちなみに僕は、中学校の時に三塁けん制球で暴投してしまいサヨナラ負けしたことがあります…笑

最後に

今回は、けん制球の正しいやり方について紹介しました。

けん制球が上手い人と下手な人では、相手に与える印象がものすごく変わってきます。

上手い人だと盗塁するのを諦めたりしますが、下手な人だとどんどん走られてしまいます…

なので、ピッチャーにとってけん制球はとても大事なプレーなのです!

そのため、たくさん練習してけん制球が上手いピッチャーになってください!!

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